山形はこんなところ
山形県は、東北地方の日本海側に位置し、東京から概ね北に300km、山形新幹線で約3時間の距離にあり、全国第一位の生産量を誇る「さくらんぼ」と鮮やかな四季で知られています。
蔵王、月山、鳥海、吾妻、飯豊、朝日と日本百名山に数えられる秀麗な山々に囲まれ、南から連なる米沢、山形、新庄の各盆地と庄内平野を「母なる川」、最上川が流れる、美しい自然に恵まれた地域です。そこでは、人の住む集落、市街地と農地や里山が綾をなし、自然と人間が調和して存在する、「もう一つの日本」が広がっています。
全国第9位の93万haの県土面積は、その地勢や江戸時代の幕藩体制のなごりから、方言や食べ物など、文化も少しずつ異なり、南から、置賜(おきたま)、村山(むらやま)、最上(もがみ)、庄内(しょうない)の4つの地域に大きく区分されています。
村山地域
市街地を一歩出れば田園風景や果樹園が広がり、町ごとに多彩な魅力にあふれるエリア。松尾芭蕉ゆかりの山寺や、お釜、樹氷で有名な蔵王など全国に名だたる観光スポットをはじめ、花笠まつりをはじめとするイベントや豊富な温泉、フルーツ狩りなど楽しみは尽きません。
置賜地域
かつて英国の女性旅行家が「東洋のアルカディア(理想郷)」と絶賛した美しく実り豊かな土地。名君上杉鷹山の奨励により発展した伝統工芸品や料理にも注目したいところです。地元産のぶどうにこだわったワインや高いブランド力の米沢牛も楽しめます。雄大な自然を生かしたアウトドアレジャーも充実。
最上地域
山形県内でもとりわけ豊かで美しい自然が残る地域。巨木をめぐるもよし、秘湯と呼ぶにふさわしい温泉を満喫するもよし、最上川の舟下りをゆったりと楽しむもよし、心休まるたびが期待できます。山菜にきのこなど、四季折々の山の恵みも豊富。山形新幹線の終着駅として、賑わいを見せる注目のスポットです。
庄内地域
広大な庄内平野と流麗な姿でそびえる鳥海山。舟運文化の拠点として栄え、京文化の香り漂う見所が点在します。一方で、海水浴場のある湯野浜温泉は、夏はマリスポーツが楽しめ、あつみ温泉では新鮮な魚介類の味覚と楽しみはつきません。