秋田とは
秋田(秋田県)は、東北地方の西部に位置し、県庁所在地は秋田市です。西側は日本海に面し、北は世界自然遺産に登録された白神山地、東は岩手県境にある奥羽山脈、南側には山形県境に霊峰・鳥海山がそびえるという大自然に恵まれています。その豊かな土壌から「あきたこまち」に代表される日本有数の米の産地であるのと同時に、小野小町の出ということもあり、美人の産地ともいわれ「なまはげ」に代表される神話や伝説にあふれた土地でもあります。
四季がはっきりしていて、季節の移り変わりを目でも楽しめるのが秋田の魅力。広い県内のあちらこちらに、美しい自然の景色が広がります。青森県との県境には世界遺産「白神山地」があり、手付かずの自然・ブナの原生林。春は角館のしだれ桜や桧内川の桜並木。夏は鳥海山の雄大な景色や「大曲の花火」「竿燈まつり」。秋は赤黄色に染まる山々の紅葉・金色色の水田。冬は雪景色と四季折々の情景が絵になる美しさ。乳頭温泉など名湯も多く、寒い冬には美しい雪景色を眺めながら温泉で心も身体もほっこり。「きりたんぽ」や「いぶりがっこ」など秋田の独特の郷土料理も魅力的です。
秋田の県名の由来
秋田の地名は、「日本書紀」の中で、斉明4年(西暦658年)、阿倍比羅夫の水軍北上の記述に現れています。「日本書紀」には、秋田の地名が「齶田(アギタ)」と記述されています。 まもなくアギタは「飽田」に書きかえられます。「飽田」は、低湿地を意味する悪土などからきた悪田から生まれた地名とも言われています。天平時代には「秋田」と書かれるようになり、明治4年の廃藩置県により藩の名をとって「秋田県」となりました。秋田県の位置
秋田県は東京のほぼ真北約450㎞にあり、周囲は奥羽山脈をへだてて、東は岩手県に、南は山形、宮城の両県と隣接し、北は本州最北端青森県と境して景勝地国立公園十和田湖を分け、西は日本海に面しています。
また、北京、アンカラ、マドリード、ニューヨークなどとほぼ同じ北緯40度付近に位置しています。
秋田県の面積
秋田県の総面積は11,638㎢、全体の約70%を森林が占めています。全国では6番目の広さで、東京の約5.3倍に相当します。
秋田県のシンボル
秋田県の花、鳥、木、魚などを紹介します。
秋田県の花 ふきのとう
秋田県の花はふきのとうです。NHKが全国から「郷土の花」を募集したことがきっかけで、郷土秋田を象徴する花として選定されました。別名「バッケ」(昭和29年制定)
秋田県の木 秋田スギ
秋田県の木は秋田スギです。秋田県の天然杉は、美しい木目と強い材質が特長で、日本三大美林の一つに数えられています。(昭和41年制定)
秋田県の鳥 やまどり
秋田県の鳥はやまどりです。秋田県内に広く分布していて、古くから県民に親しまれています。(昭和39年制定)
秋田県の魚 ハタハタ
秋田県の魚ハタハタです。平成14(2002)年に県民アンケートなどにより決められました。ハタハタは秋田県民にとって年越し儀礼や食文化と密接なつながりを持っており、特別な意味を持つ存在です。
秋田の市町村
秋田県には全部で25の市町村があり、県北、県央、県南と大きく3つのエリアに分かれています。
南北に広がる秋田県は、地域によって歴史や気候が異なります。そのため、地域色豊かな食文化や観光スポットなどが楽しめます。
県北エリア
秋田県県北地域は、世界遺産の白神山地や十和田湖、八幡平があり、自然環境に恵まれています。県内でも比較的気温が低いエリアです。 養豚など畜産が盛んで、きりたんぽ鍋、秋田犬など、秋田らしいコンテンツも。
大館市・北秋田市・能代市・鹿角市・三種町・藤里町・八峰町・小坂町・上小阿仁村
県央エリア
秋田県県央地域は、県庁所在地の秋田市があり、比較的交通の便が良く、積雪も少ない地域です。男鹿半島や鳥海山など豊かな自然がある一方で、秋田県のリーディング産業である電子デバイス産業の集積地があるなど多様性のあるエリアです。
秋田市・男鹿市・潟上市・由利本荘市・にかほ市・五城目町・八郎潟町・井川町・大潟村
県南エリア
秋田県県南地域は、稲作が盛んな全国有数の穀倉地帯で、酒蔵も多いエリア。全国的にも有名な大曲の花火や、角館、田沢湖などの観光地があります。秋田県内でも有数の豪雪地帯で、積雪が2メートル以上になるところもあります。
大仙市・仙北市・横手市・湯沢市・美郷町・羽後町・東成瀬村