秋田竿燈まつりとは
祭りの正式名称は「秋田竿燈まつり」。竿燈全体を稲穂に、連なる提灯を米俵に見立て、額・腰・肩などにのせ、豊作を祈る祭り。毎年8月3日~6日に秋田県秋田市で行われます。
国の重要無形民俗文化財に指定されており、青森のねぶた祭り、仙台の七夕まつりと並んで東北三大祭りの1つとされています。
また、二本松提灯祭り(福島県)、尾張津島天王祭(愛知県)と並び、日本三大提灯祭りにもなっています。
五つの基本技(流し、平手、額、肩、腰)があり、それぞれの場所に乗せ、バランスをとのが特徴。中には、口や顎で支えるツワモノもおり、どの技も力強く、観客を魅了します?
竿燈まつりの歴史
竿燈まつりは、笹や合歓木に願い事を書いた短冊を下げ、それを手に練り歩き川へ流して真夏の邪気や睡魔を払う「眠り流し」が原型とされ、「眠り流し」という言葉が訛り、秋田市では「ねぶり流し」と呼んでいます。
現在残っているもっとも古い文献には、寛政元年(1789)津村淙庵の紀行文「雪の降る道」で、陰暦の7月6日に行われた「ねぶりながし」が紹介され、このときにはすでに秋田独自の風俗として伝えられており、長い竿を十文字に構え、それに灯火を数多く付けて、太鼓を打ちながら町を練り歩き、その灯火は二丁、三丁にも及ぶ、といった竿燈の原型が記されています。
竿燈の語源は、景徳傳燈録の百尺竿頭須進歩からヒントを得て、大久保鐵作によって名付けられたとされています。また、昔は作り灯篭、ネブリナガシ、七夕とも呼ばれていました。
竿燈まつりスケジュール【夜・本番】竿燈大通り
午後6時15分 交通規制 (秋田中央道路駅東入口は午後6時)
6時50分 竿燈入場(予定)
7時25分 竿燈演技
8時35分 ふれあいの時間(写真撮影・竿燈体験)
8時50分 竿燈退場
9時30分 交通規制解除
竿燈まつり会場周辺図
竿燈まつりのお問い合わせ先
秋田市竿燈まつり実行委員会事務局<秋田市観光振興課内>
〒010-8560 秋田県秋田市山王一丁目1-1
tel 018-888-5602/fax 018-888-5603