秋田市・大曲の花火とは
秋田県大仙市大曲地区(2005年まで大曲市)の雄物川河川敷運動公園において、例年8月最終土曜日に開催される花火大会であり、一般に「大曲の花火」として知られ、「日本三大花火大会」かつ、「日本三大競技花火大会」の1つです。
「大曲の花火」は、1910年(明治43年)に諏訪神社の祭典の余興として開催された「奥羽六県煙火共進会」から始まり100年以上の歴史を誇り、現在では、毎年70~80万人以上が集まり、日本最高峰の花火競技大会となりました。
公益社団法人 日本煙火協会が後援し、かつ内閣総理大臣賞が与えられる花火大会は全国で大曲の花火(全国花火競技大会)と土浦全国花火競技大会の2大会のみであり、「大曲の花火」が日本国内では最も権威のある競技大会となっています。会場対岸には姫神山、福伝山などがあり、それらの山に反射する音と花火観覧の邪魔になる光がない事もこの大会の自慢の1つとなっています。
大曲の花火・花火競技大会の種目
KANSEI [CC BY-SA 4.0], via Wikimedia Commons
全国花火競技大会は、昼花火の部では五号玉五発、夜花火の部では十号玉(尺玉)二発と創造花火によって、参加28社の花火師によりその技が競われます。
■昼花火の部
昼花火の競技は、全国でも大曲の花火だけとなりました。昼花火は雅趣に富んだ見応えのある花火で、昔から花火通の粋人が好む花火でした。 煙竜(煙物)や割物で競技を行います。
■10号玉の部
10号玉2発のうち一発目の玉は「芯入割物の部」(芯入割物で三重芯以上とする伝統花火)とし、二発目は「自由玉の部」(一発目と重複しない自由創造的なもの)とし、総合点で評価をします。
■創造花火の部
創造花火とは、創造の名のごとく従来の丸型の概念を破った花火。 昭和39年(1964年)の大曲全国花火競技大会から全国で初めてとり入れられた花火で、秋田県大仙市が創造花火の発祥地です。
詳細は、全国花火競技大会「大曲の花火」オフィシャルサイトをご覧ください?
大曲の花火 開催日・競技時間・会場へのアクセス
全国花火競技大会「大曲の花火」は、8月最終土曜日開催
開催日/2019年8月31日(土)
競技時間/昼花火の部17:15~
夜花火の部18:50~
大会提供花火打ち上げ予定時刻/20:45ころ
会場/大仙市大曲「大曲の花火」公園(雄物川河畔)
観覧席/大曲商工会議所で取り扱い
主催/大曲商工会議所、大仙市
運営/全国花火競技大会実行委員会