秋田市・土崎港曳山まつりとは
「土崎神明社祭の曳山行事」は、港町・土崎の総鎮守として崇敬されてきた土崎神明社の例大祭として300年以上前から伝わる祭りで、「土崎港曳山まつり」とも呼ばれ多くの人々に親しまれています。
町内ごとに勇壮な武者人形を飾りつけた曳山を出して、港ばやしに乗って練り歩きます。2日間を通してにぎやかなお囃子と港っこの意気で活気づき、特に“戻り曳山”で盛り上がります。曳山行事の本番は7月20日・21日ですが、前後の期間には様々な神事が行われています。
歴史も古く、土崎の人々には欠かすことのできない、地域に根付いた祭り行事です。
1997年には、多彩な儀礼や時節を反映した見返しの趣向による風流の要素を色濃く残した地域を代表するお祭りという点が評価され、国の重要無形民俗文化財に指定されたほか、2016年「山・鉾・屋台行事」のユネスコ無形文化遺産へも登録されました。
会期:7月20・21日
会場:土崎港・本町通り
秋田市・土崎神明社とは
神明社は、元和6年(1620年)に土崎の肝煎・川口惣治郎氏の氏神としてられていた神明様を湊城の跡地(現在地)に遷座し、藩主佐竹義宣の許可を得て土崎港の町の総鎮守としたことがはじまりとされ、中世の城下町であった土崎が、新しい城下町の建設により変わる中で、新たなる土崎港町の発展を願い創建された神社です。
祭神は天照皇大神様で、現在は、全県より信仰があり諸祈願・祈祷で賑わっています。
〒011-0946 秋田県秋田市土崎港中央3丁目9−37