良いWEBデザインとは?
良いWEBデザインの定義を考えてみます。
まず、誰のためにこのWEBサイトを制作するのか、誰に喜んでもらいたいのかを考える必要があります。
想定される対象を挙げてみます。
1,発注下さったクライアント様
2,そのホームページを閲覧するユーザー
3,WEBデザイナー自身
4,WEBデザイナーの上司
さて、正解はどれでしょうか?
私たちは2番目の「そのホームページを閲覧するユーザー」だと考えています。
1番目の「発注下さったクライアント様」だと思う方も多いと思いますが、「ホームページを閲覧するユーザー」を追求することが結果的に発注下さった方も満足させられます。逆にクライアント様ばかりに目を奪われるとホームページを観覧するユーザーからの好感は決して達成できません。
さて、ここまで読んで「さすがに3と4はあり得ないよ」と思いませんでしたか?
実は、3・4にばかり注意のいってしまっている制作会社は少なくありません。WEBデザイナーは元々、芸術家発想の方が多い職種です。そのため、意識的に閲覧ユーザーをイメージしながら制作しないとどうしても自分本位のサイトになってしまいがちなのです。
ホームページ観覧ユーザーを意識したWEBサイトの作成
本当に良いWEBデザインとは、そのサイトが目的とする商品購入や資料請求、会員登録について最も効率的であり、かつ閲覧ユーザーから好感を持ってもらえるデザインです。
自分がしたいようにする自分目線のホームページ作成と、閲覧ユーザーや未来のお客様目線でのホームページ作成では集客に大きな差が出ます。
クライアント様からデザインの要望がある場合はなるべく意向を反映して制作しますが、どうしても閲覧ユーザーと希望デザインがマッチングしてない場合は私たちにデザインをお任せいただいくようお願いしております。
それは「何のためにホームページを作るのか?」この部分がブレないからです。
以前に会社の採用サイトを制作させていただくことになりました。ターゲットは新卒学生です。「新卒のエントリーを増やす為」という目的でスタートしたのですが、いつからかクライアント様のご趣味や内輪ネタのようなコンテンツやデザインを求めてくるようになりました。 学生が興味を持って見る為のホームページが自分達が楽しむ為のホームページになろうとしているということです。
そういった時は、ご要望はお聞きしますがはっきり「NO」とご提案させていただきます。
誰に何を伝えたいホームページなのか?この部分を最初にしっかり共有することで、閲覧ユーザー目線のデザイン、すなわち良いデザインが出来上がるのではと私たちは考えています。