青森

青森県の概要

青森(青森県)は、日本の本州最北端に位置する県で、県庁所在地は青森市です。歴史的背景から津軽、南部、下北の三つの地域に分けられ、それぞれの土地の気候、歴史、風土に基づいた独自の文化を築いてきました。
青森は、世界遺産の白神山地や神秘的な十和田湖など美しく雄大な自然に恵まれるとともに、津軽半島や下北半島など地形の変化に富んでおり、四季を通じて多くの魅力を満喫できます。春の弘前城の桜祭り、夏のねぶた祭りを始めとする伝統的な祭リや郷土芸能が今なお受け継がれ、日本一の収穫量を誇るりんごやにんにく、全国でも有名なマグロやひらめなどの山の幸、海の幸を活かした郷土料理や温泉も豊富です。そんな青森の素晴らしい自然や文化、特産品などをご紹介していきます。

青森県の位置

青森県は、北緯40度12分から41度33分、東経139度30分から141度41分の間 にあり、ニューヨーク、北京、ローマ、マドリードとほぼ同緯度に位置しています。本州の最北部にあり、南を岩手県・秋田県と接し、東に太平洋、西に日本海、北は 津軽海峡・陸奥湾に面して北海道とむきあっています。

青森県の人口

青森県の人口は、平成22年10月1日現在で、1,373,339人(国勢調査確定値)、全国第31位となっています。県人口の52%は青森市、八戸市、弘前市に居住しています。

青森県の面積

青森県の面積は、平成24年10月1日現在で 9,645km2、全国8位となっており、 国土の約3%を占めています。

青森県の地勢

青森県は、森林面積が県土全体の約66%を占めており、岩木山、八甲田山系、恐山山地など活火山が多くあります。青森県の中央部には奥羽山脈が縦走し、その北端部に当たる八甲田山系から夏泊半島、下北半島西部に至る中央山地を境にして、東部(県南)と西部(津軽)に二分されています。県南西部には、世界最大級のブナの原生林として世界自然遺産に登録された白神山地、そして標高 1,625mの岩木山がそびえ、その裾野から広がる津軽平野より北に津軽半島が、北端には龍飛崎があります。太平洋沿岸には日本最大の砂丘地帯・猿ヶ森砂丘が 17km続き、青森県内で最も大きい湖である小川原湖(62 km2 )があります。その北部より下北半島となり、本州最北端に大間崎があります。
また、青森県は、日本海、津軽海峡および太平洋と三面を海に囲まれ、総海岸線は約796km あり、その中央に大型内湾である陸奥(むつ)湾を抱き、全国有数の養殖ホタテガイの生産地となっています。青森県のまわりでは、日本海を対馬海流(暖流)が北上し、その一部が津軽海峡に入って津軽暖流となり、太平洋を南下しています。太平洋の沖合では、この津軽暖流と北からの親潮(寒流)、南の黒潮(暖流)からの流れがぶつかりあっています。暖流と寒流がぶつかりあう海域には魚の餌となるプランクトンがたくさん発生し、多くの魚集まってきて豊かな漁場がつくられています。

青森県の気候

青森県は、三方を海に囲まれ、県の中央部に位置する奥羽山脈が県内を二分しているなど、海域や地形が複雑なことから、同じ県内でも、地域によって気候が大きく異なります。 中でも、冬季における津軽地方の大雪と、夏季における太平洋側を中心とした偏東風(ヤマセ)が代表的な違いとなっています。 冬は、冷たく湿った空気が奥羽山脈にぶつかり津軽地方に雪を降らせる一方、太平洋側は、奥羽山脈が障壁となって乾燥した晴天の日が多いのが特徴です。 夏は、冷たく湿った偏東風(ヤマセ)のため、太平洋側で低温・多湿の日が多くなります。 季節の移り変わりがはっきりしているので、季節季節の美しい自然を味わうことができます。

青森県の自治体

青森県には、10の市と22の町、8の村の計40市町村があります。 青森県内は、南部地方と津軽地方の2つの地方に大きく区分されます。さらにそれぞれを3つの地域に分けることができます。

青森県南部地方の自治体
下北地域:むつ市、下北郡(大間町、東通村、風間浦村、佐井村)
上北地域:十和田市、三沢市、上北郡(横浜町、おいらせ町、七戸町、東北町、野辺地町、六ケ所村、六戸町)
三八地域:八戸市、三戸郡(階上町、五戸町、三戸町、新郷村、田子町、南部町)

青森県津軽地方の自治体
東青地域:青森市、東津軽郡(平内町、今別町、蓬田村、外ヶ浜町)
中南地域:弘前市、黒石市、平川市、中津軽郡(西目屋村)、南津軽郡(藤崎町、大鰐町、田舎館村)
西北地域:五所川原市、つがる市、西津軽郡(鰺ヶ沢町、深浦町)、北津軽郡(板柳町、鶴田町、中泊町)

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